教会の特色

 「聖書を読む」読み方は人(団体)により様々ですが、当教会では、一人ひとりがどの教派・教団からも独立した、つまり、あらゆる宗教文化・口伝律法に拘束されない「自由な個人」として集い、「福音を読みとる」ことを第一義に聖書を読みます。それは、福音(嬉しい知らせ)を骨身に沁みるまで聴き続けなければ「信仰+行い=救い」という、キリストの死と復活を無駄にする愚かな道を歩む危険があるからです。場合によっては、キリストの福音の信仰がまったく別のものにすり替えられて、「ほかの福音」(ガラ1:6)と呼ばれるものに腐敗することもあります。

 ある団体のヤコブ書の注解を読みますと「キリストの購いの犠牲を信じていると主張し自分はクリスチャンであると言う人でも、行動によってその信仰を表明しない人は、実際にはクリスチャンではありません」と、キリストへの信頼だけでは不十分との脅しをかけて、訪問伝道など様々な奉仕活動に強制誘導します。その内容からも分かるように「ほかの福音」は、神の義を頂くために何か自分の側での資格や功績がないと不安でいたたまれない心理状態を生み出し、自分でも気づかない内に、“救い主への信頼だけでは安心できない道”に迷い込ませるのです。

 当教会では、各メンバーが地道に福音を学びながら“救い主への信頼一筋の道”を淡々と歩んでいます。